支える日々のはじまり

日常・暮らし

なんだかんだで、実家へ戻ってきました。
引っ越し荷物も届き、いよいよ荷解きを開始です。

荷造りの段階でだいぶ物を減らしたものの、
何十年分の荷物に加えて、実家にある荷物も相当な量。
長期連休で実家に帰る度に少しずつ整理はしていたけれど、やはり大変です。

荷解きと並行して、住民票の移動や保険関係の手続き、
そして、当然ながら「両親の生活サポート」も同時にスタートしました。

両親が少しでも穏やかに、そして安心して暮らせるように――。
そんな気持ちで始まった新しい生活でしたが、状況が一変したのは
父親のかかりつけ病院への送迎1日目のことです。

医師から突然、

「足が壊死しかけています。下肢切断の可能性もあります」と診断されました。
さらに「明日から毎日、通院して治療を受けてください」とのこと。
まさに寝耳に水の出来事で、心の準備もできないまま
医師の指示通り、毎日通院生活が始まりました。

退職前に聞いていた話では
「父親の病院は1~2か月に1回の送迎で大丈夫」ということだったのに、いきなり“毎日通院”
「話が違うでしょ」と思う余裕もないまま、家族二人三脚での通院生活がスタートしました。
約3か月間、ほぼ毎日病院通いが続き、平日午後の予定はすべて病院中心に。

この毎日通院生活の3か月間は
年末年始などの生活リズムが狂いやすい出来事も多く大変でした。

基本的なルーティン

  • 朝:起床して、家周りの雪の片づけ
  • 午前中:スーパーへの買い物や自分の予定や病院
  • 午後:病院通い
  • 夜:夕食後に自由時間

あれから10か月ほど経った今でも、週1回の通院が続いています。
家族として、日々の生活が成り立つように支えています。
会話もほぼありませんが、食事管理・薬の管理・医師の指示通りの支援を続けています。
これが、お互いにお互いに最もストレスの少ない形なのだろうと思っています。

せっかくなので、父親のことを少し補足します。
父は「要介護」の認定を受けており、生活に少し不便はあるものの
基本的には自立した生活ができています。

2025年の2月頃に、市役所から「介護保険更新」のお知らせが届きました。
当時お世話になっていた介護支援事業所に相談しながら、更新手続きや面談を進めていく中で
父の介護認定ランクの見直しや担当事業所の変更など、生活を支える体制が整っていきました。
具体的な流れは以下の通りです。

介護保険更新と新しい支援体制の整備

  • 市役所から「介護保険更新」のお知らせを受ける
  • 介護支援事業所に相談し、更新手続き
  • 市役所職員による面談を経て、介護認定ランクアップ
  • 担当事業所の変更(紹介によりスムーズに実施)
  • 新しい担当者の挨拶・訪問介護・リハビリ開始
  • 玄関への手すり設置など住宅改修対応

こうして、2月から始まったこれらの手続きが落ち着いたのは5月の下旬でした

手続きが一区切りついたことで
ようやく日常の生活リズムを自分なりに整えられる余裕が生まれました。
それまでの数か月は、毎日が通院と手続きの連続で、心の余白もほとんどありませんでしたが
少しずつ家の中が落ち着き
父の支援や自分の生活も両立できるようになってきました。
介護生活はまだまだ続きますが、自分なりのペースで日々を整えていきたいと思います。

次回は、父親の病院の送迎の待機時間の使い方についてお話しようと思います。
コメント欄では、疑問や質問、ちょっとしたお便り、応援コメントなど
気軽に送ってくださいね!

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