震災発生から3日間の行動チャート

地震は突然やってきます。揺れを感じたその瞬間から、復旧が始まる3日後まで、私たちが取るべき行動をフェーズごとに整理しました。

地震発生時のタイムライン(行動の時間割)

大きな揺れを感じたり、緊急速報を見聞きした時から、取るべき行動があります。
発生直後から3日間まで、順番に確認してみましょう。

⏳ 発災から3日間のアクションチャート
【0〜2分】命を守る時間
まずは頭を守る。テーブルの下へ。無理に火を消しに行かない。
【2〜5分】二次被害を防ぐ
揺れが収まったら火の始末。ドアを開けて出口を確保。靴を履く。
【5〜10分】わが家の安全確認
家族の安否確認。浴槽に水を貯める。沿岸部は即、高台へ避難
【10分〜半日】ご近所の安全確認を守る
近所の安否を確認し、生き埋めや火災があれば協力して救助・初期対応を行う。
【半日〜3日間】生活を守る
支援が届くまで自力でしのぐ。備蓄品を活用し、近助で助け合う。

外出先で地震に遭ったら

場所によって注意すべきリスクが異なります。共通して大切なのは「頭を守る」ことです。

■ 街中・ビル街

  • 落下物に注意: 看板やガラスの破片から鞄等で頭を守る。
  • 距離を置く: ガラスは建物の高さの半分ほど飛ぶため、広い場所へ。
  • 避けて通る: ブロック塀、自動販売機、垂れ下がった電線には近づかない。

■ 公共施設・商業施設

  • 地下街: 比較的安全。壁や太い柱に身を寄せる。停電しても慌てず非常灯を待つ。
  • デパート: 商品棚の落下に注意。買い物かごを逆さにして頭を守るのが有効。
  • 映画館・劇場: 天井からの落下物に注意。座席の間に身を寄せ、係員の指示を待つ。

■ 乗り物の中

  • 電車・バス: 急停車に備え、手すりやつり革にしっかりつかまる。
  • エレベーター: すべての階のボタンを押す。最寄りの階で降り、階段で避難。
  • 自動車: 急ブレーキ厳禁。道路の左側に寄せ、キーをつけたまま貴重品を持って避難。

💡 知っておきたいテクニック:鞄で頭を守る時 頭の上に鞄を直に乗せるのではなく、10cmほどの隙間を作って持つと、落下物の衝撃を逃がすクッションになります。

津波避難の行動

津波は、避難の遅れが命に直結します。
大きな揺れを感じたら、速報や警報を待たずすぐに高い場所へ避難しましょう。

  • 周囲へ避難を呼びかける
  • 強い揺れを感じたら、すぐに避難する
  • 警報を待たない
  • 海岸・河口・川沿いから離れる
  • できるだけ高い場所へ避難する
  • 高台が難しい場合は津波避難ビルへ
  • 徒歩避難を基本とする
  • 津波は繰り返し来るため解除まで戻らない

津波避難は「遠くへ逃げる」より、「すぐに高い場所へ避難する」ことが大切です。

高層マンション特有のリスク

高層階では、地上よりも揺れが大きく長く続く「長周期地震動」が発生します。

  • 家具の暴走: キャスター付きのコピー機や家具が部屋中を動き回るため絶対に離れる。
  • 生活の孤立: エレベーター停止により数日間「陸の孤島」になり、備蓄が不可欠です。

最初の揺れが「本震」とは限らない

最初の大きな揺れをしのいだ後も、決して油断はできません。過去のデータからも、発災から72時間は、最初と同規模、あるいはそれ以上の巨大地震が発生する可能性が非常に高いことがわかっています。

⚠️ 発生から「72時間」は最大級の警戒を
  • 本震の可能性:最初を「前震」として、その後にさらに大きな揺れが来るケースがあります(例:2016年熊本地震)。
  • 連続する揺れ:72時間は強い揺れが繰り返される傾向があり、一度の地震でダメージを受けた建物が二度目で倒壊する危険が高まります。
  • 安全な場所へ:「揺れが収まったから」とすぐに危険な建物へ戻らず、気象庁の情報や周囲の状況を確認し、より安全な場所で過ごすことを優先してください。
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※ 本ページは、日本防災士機構発行の『防災士教本(2025年度版)』を参考に、一般の方にも分かりやすく再構成したものです。
※ 掲載情報は細心の注意を払っておりますが、実際の災害時の判断や行動は、お住まいの地域や状況によって異なります。必ず内閣府や気象庁、自治体などの公的機関から発表される最新情報を優先してください。
※ 本ページの情報に基づいた行動によって生じた損害等について、当サイトは一切の責任を負いかねます。あらかじめご了承ください。

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