地震は突然やってきます。揺れを感じたその瞬間から、復旧が始まる3日後まで、私たちが取るべき行動をフェーズごとに整理しました。
地震発生時のタイムライン(行動の時間割)
大きな揺れを感じたり、緊急速報を見聞きした時から、取るべき行動があります。
発生直後から3日間まで、順番に確認してみましょう。
外出先で地震に遭ったら
場所によって注意すべきリスクが異なります。共通して大切なのは「頭を守る」ことです。
■ 街中・ビル街
- 落下物に注意: 看板やガラスの破片から鞄等で頭を守る。
- 高い建物から離れる: ガラスは建物の高さの半分ほど飛ぶため、広い場所へ。
- 避けて通る: ブロック塀、自動販売機、垂れ下がった電線には近づかない。
■ 公共施設・商業施設
- 地下街: 比較的安全。壁や太い柱に身を寄せる。停電しても慌てず非常灯を待つ。
- デパート: 商品棚の落下に注意。買い物かごを逆さにして頭を守るのが有効。
- 映画館・劇場: 天井からの落下物に注意。座席の間に身を寄せ、係員の指示を待つ。
■ 乗り物の中
- 電車・バス: 急停車に備え、手すりやつり革にしっかりつかまる。
- エレベーター: すべての階のボタンを押す。最寄りの階で降り、階段で避難。
- 自動車:急ブレーキは厳禁。道路の左端に寄せて停止する。避難時はキーをつけたまま貴重品を持って避難する。
💡 知っておきたいテクニック:鞄で頭を守る時
頭の上に鞄を直に乗せるのではなく、10cmほどの隙間を作って持つと、落下物の衝撃を逃がすクッションになります。
津波避難の行動
津波は、避難の遅れが命に直結します。
大きな揺れを感じたら、速報や警報を待たずすぐに高い場所へ避難しましょう。
- 周囲へ避難を呼びかける
- 強い揺れを感じたら、すぐに避難する
- 警報を待たない
- 海岸・河口・川沿いから離れる
- できるだけ高い場所へ避難する
- 高台への避難が難しい場合は、津波避難ビルへ避難する
- 渋滞による避難の遅れを防ぐため、原則として徒歩で避難する。
- 津波は繰り返し来るため解除まで戻らない
津波避難は「遠くへ逃げる」より、「すぐに高い場所へ避難する」ことが大切です。
高層マンション特有のリスク
高層階では、地上よりも揺れが大きく長く続く「長周期地震動」が発生します。
- 家具の暴走: キャスター付きのコピー機や家具が部屋中を動き回るため絶対に離れる。
- 生活の孤立: エレベーター停止により数日間「陸の孤島」になり、備蓄が不可欠です。
最初の揺れが「本震」とは限らない
最初の大きな揺れをしのいだ後も、決して油断はできません。
過去のデータからも、発災後72時間程度は強い余震や大きな揺れに警戒が必要です
- 本震の可能性:最初を「前震」として、その後にさらに大きな揺れが来るケースがあります(例:2016年熊本地震)。
- 連続する揺れ:72時間は強い揺れが繰り返される傾向があり、一度の地震でダメージを受けた建物が二度目で倒壊する危険が高まります。
- 安全な場所へ:「揺れが収まったから」とすぐに危険な建物へ戻らず、気象庁の情報や周囲の状況を確認し、より安全な場所で過ごすことを優先してください。
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※ 本ページは、日本防災士機構発行の『防災士教本(2025年度版)』などを参考に、当サイトの視点で再構成・解説しています。
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