「今年も熱中症警戒アラートがついに出たなあ」と思っていたら、今年新たに制定された「酷暑日(40℃以上)」となる地点まで発生してしまいました。気温が体温を上回る危険な暑さです。
「自分は大丈夫」という油断が、最も危険です。熱中症にならないように、命を守る行動をとりましょう!熱中症は「暑さ」だけが原因ではありません
熱中症と聞くと、つい「猛暑日の気温」ばかりに目を奪われがちですが、実はそれだけではありません。熱中症は、主に3つの要因が複雑に重なり合って発生します。
環境起因:高気温だけでなく、高湿度、日差し、無風状態など
身体起因:高齢者、乳幼児、妊婦さん、肥満症や糖尿病などの持病がある方、体調不良や寝不足など
行動起因:激しい運動、慣れない作業、長時間の屋外作業など
つまり、「気温がそこまで高くなさそうだから」とか「室内だから」と思っていても、体調や作業内容によっては誰もが簡単に熱中症になってしまう可能性があります。
体力や体調は、人それぞれ違います。 そのため、 「周りの人が大丈夫そうだから自分も平気」「みんなと同じ対策をしているから問題ない」と思い込んでしまうのはやめましょう。同様に、「日陰にいるから」「午前中はエアコンの効いた建物の中にいたから大丈夫」というのも過信でしかありません。
「いつもと違うかも」「少し暑いな」と感じたら、周りに合わせる必要はありません。
無理をせず、可能な限り急いで涼しい場所へ移動しましょう。
自分自身の予防はもちろんですが、周りの人への配慮も欠かせません。もしご家族や周りの人に、次のような「いつもと違う雰囲気」を感じたら、すぐに声をかけてあげてください。
- 頭痛や吐き気(嘔吐)がある
- めまいや立ちくらみがしている
- 大量の汗をかいている、あるいは逆に全く汗をかいていない
- 顔がほてっていて体温が明らかに上がっている
- 呼びかけに反応しない
異変に気づいたら、まずはすぐに日陰やエアコンの効いた涼しい場所へ移動させましょう。そして服を緩めて風を通し、水分や塩分を補給させながら落ち着くまで様子を見てください。
もし様子を見ていても状況が改善されない場合や、自力で水分が飲めない、会話の返事がおかしいといった場合は、迷わずすぐに救急車を呼ぶか医療機関を受診してください。 救急車を呼ぶか迷った場合は、#7119(救急安心センター)が利用できる地域では相談できます。 医療機関を受診するか迷った場合は、相談したうえで判断することもできます。 早め早めに判断することが命を救うことにつながります。
ご家族やご友人の中に、「エアコン代がかかるから」と言って使わなかったり、「全然暑くないから大丈夫」「これくらいなら平気」と言って我慢している人はいませんか?
もし周りにそんな方がいたら、意地を張らせず、積極的にエアコンをつけて涼しい環境を作ってあげてください。ここで少しだけ、お金と時間のお話をさせてください。
エアコンの電気代は気になるかもしれません。しかし、熱中症で救急搬送され、検査や治療、入院が必要になれば、その何倍もの費用や時間がかかる可能性があります。電気代を節約した結果、熱中症になってしまっては本末転倒です。
どうしても外出しなければならない時は、冷却シートやハンディファン、氷のうなどの冷却グッズが手元にある方は、「もったいぶらずに」どんどん使っていきましょう。
この夏も記録的な暑さになると言われています。今日できる熱中症対策をひとつでも始めて、大切な命を守りましょう。

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